講師コラム(第8回):今年も自動車メーカーの新人研修が始まりました
2020.01.16
今年も国産自動車メーカー様のご依頼による事故防止のための新人向け研修が始まりました。
今年で3年連続3回目となります。
今回は、約80名の受講者が、4カ月(1カ月に1回の4回コース)にわたって研修に臨みます。
1日目は、当社代表でスクール校長の「太田校長」が人間力や安全運転について講義します。
(講義は「人間力、プロフェッショナルとは」、「レーサーと一般ドライバーの意識の違い」、「交通社会をリスペクトし事故0を目指す」等を内容とします。)
私のほうは、全回を通じた研修の進め方や講義を受ける際の心構え、各回後に実施する課題(本コラムでも紹介したV&Vメソッドで、受講者がVoice課題を作成、提出する。)を担当します。
今年は、最初のガイダンスで、昨年の流行語大賞にもなった「ONE FOR ALL,All FOR ONE」(流行語大賞は「ONE TEAM」でしたが概ね同義です。)について話をしました。
さすがに最近は、最初の「ONE」と二つ目の「ONE」の意味を勘違いする人も少なくなったと思いますが、
皆さんはいかがですか?
最初のONEは「ひとり」でよいですが、二つ目のONEは「ひとり」ではなく、「一つの(共通の)目的やGOAL」を指しています。
昨年、ラグビーのワールドカップがあったので、具体的にイメージできると思いますが、個々の力はもとより、一人ひとりが身勝手な振る舞いをすることなく、協力して、チームとしての目標を達成することに全力を尽くすことが求められます。研修内でもそのような姿勢での受講を求めています。
この研修の受講者も、正にこれから、具体的な配属先で仕事を始めるタイミングですので、この「ONE FOR ALL,All FOR ONE(TEAM又はGOAL)」を、常に肝に銘じて、それぞれの職場で活躍して欲しいものです。
ちなみに、 1日目の課題は、太田校長の講義(Vision)に対する受講者の内容理解と気づきを問う(Voice)の作成としました。
研修受講者のVoice課題が4カ月の研修期間中にどのように成長していくか、今から楽しみです。