講師コラム(第10回):Zoom研修を実施しました。
2021.03.05
研修担当の吉井です。
私たちの「V&V安全運転推進研修」は、元プロレーシングドライバーの講師(太田哲也校長)の実体験を基礎とした他にはない講義が特徴で、安全運転推進と同時に仕事の基礎(仕事の心構え、ロジカルシンキング、ライティング)が身につく、新入社員教育、若手社員教育にも好適な内容です。
INPUT(講義)とOUTPUT(実践→課題提出)の繰り返しにより、研修を通じて、新入社員、若手社員の成長スピードを加速します。
研修は、本来であれば集合型研修なので、私たちが企業様におうかがいし、受講者様が一堂に会する中で実施することになるわけですが、今年はコロナ禍の中、なかなかそれができない状況になりました。
そこで現在は、Zoomを通じた実施方法に変更しています。
当初は、「Zoomだと本来の研修内容が十分に伝わらないのでは?」と心配したこともありましたが、実施してみると、そのような心配は無用で、むしろ、Zoomでやることによるよい効果が見えてきました。
たとえば講義では、受講者の顔を「ギャラリービュー」でひとり一人確認することができるので、リアルな講義と遜色のない状況であるばかりか、受講者はリアル研修以上の緊張感をもって聴いていることが分かりました。
「ブレイクアウトルーム」という機能を使って行うグループワークでは、講師が随時、各グループのディスカッションに出入りしながら、その様子を確認したり、必要時に指導することも容易です。
Zoom研修なら、受講者は自分のデスク上で受講できるため、受講者の勤務する事業所が分かれているような場合でも、参加の調整は難しくありません。
さらに、最近、自動車メーカーで新入社員向けに実施したZoom研修では、先方のご担当者から、「今年はコロナ禍で新入社員も顔を合わせることが少ないため、グループワークを楽しみにしている。」といった話をお聞きしました。
当社の研修が、本来の目的である安全運転推進に加え、コロナ禍の長期化で、入社後間もなく在宅勤務になる等、ともすれば、仕事においても、やや緊張感や方向感を見失いがちな環境の中で、受講者が、頑張っている同僚や同期入社の仲間等とのコミュニケーションを促進する一助となれば有難いと思います。