講師コラム(第2回):V&Vとは。

2019.05.16

こんにちは。

V&Vコンサルタント・研修講師をしている吉井です。

 

V&Vの最初のVは「Vision」、2つ目のVは「Voice」です。
「Vision」とは、企業において経営者が考える組織のあるべき姿や未来像等について、日々、社員に語りかける言葉等、研修では講義において講師が受講者に伝える知識、考え方ややり方等のInputを指します。
一方、「Voice」とは、企業の社員や研修の受講者が、その「Vision」の理解、気づきや自分の職場における持ち場、立場での具体的な応用提案等に関して行うOutputです。(「Voiceシート」という様式に記述します。)
どんなによい内容でも、一回きり、または、一方通行のInputでは、その内容が社員や受講者に十分に理解されず、定着もしにくい、Inputの効果が低いものになってしまいます。
そこで、その効果を高めるため、Inputの直後に、社員や受講者が「Voice」という形でOutputを行います。このOutputにより、Inputの効果が高まり、社員や受講者に、より効果的に、Inputの理解やその定着を図ることが出来ます。
さらに、この「Vision」と「Voice」(V&V)のInput、Outputを双方向にやり取りすることで、経営者の考えや講師の伝えた内容が、社員や受講者に正しく理解されているか等を確認しながら進めることが出来るため、継続的に、組織や受講者の理解や定着の度合いを改善し、高めていくことが可能となります。