2017年11月7日『ダイワグループカーフェス with injured ZERO プロジェクト』開催レポート

2017.11.07

 

【日時】2017年11月7日(火)
【場所】本庄サーキット
【主催】(株)スポーツドライビングジャパン内Tetsuya OTAスポーツドライビングスクール事務局
【協力】ダイワグループ(ダイワオートモビルズ、トリコローレ東都、ホンダカーズ埼玉南、ファイブスター東都、モトーレン東都、ダイワカークラフト)

レポート/高桑秀典

 

 去る11月7日(火)に、幾多のトップカテゴリー・レースで活躍した自動車評論家/レーシングドライバーの太田哲也氏を校長とし、モータージャーナリストの齋藤慎輔氏と嶋田智之氏が講師を務めた『ダイワグループカーフェス with injured ZERO プロジェクト』が開催されました。会場となったのは、スポーツ走行や各種自動車イベントに最適な本庄サーキットです。

 ダイワグループ50周年記念の一環として開催された今回のイベントは、各ディーラーのスタッフがコミュニケーションを図る場として実施され、さらに「injured ZERO」プロジェクトとのジョイント・イベントとして行われました。「安全運転を、楽しく学ぶ」をテーマに、一般道における死亡・負傷事故をゼロとすること、加害者にならないことを目標としました。クルマの運転が上手くなれば安全につながるという基本理念のもと、座学と実践で安全運転と交通マナーを楽しく学んだわけです。
 
 なお、当スクールの運営団体である(株)スポーツドライビングジャパンは、国土交通省から事故防止対策支援推進事業(社内安全教育の実施に対する支援)及び安全運転推進事業の対象事業者として認定されています。当スクールの「レーシングドライバーによる運転者のヒューマンエラー事故防止コンサルティング」が認定されているのです。また(株)スポーツドライビングジャパンが提供している『VVメゾット』と呼ばれる教育カリキュラムは、経営者の方針である“VISION”に基づき、ドライバーの声である“VOICE”を集めながら、組織としてビジョンの具現化を目指すという方法・方式のことで、こちらも社員教育の一環として、各企業に活用していただいております。

 ダイワグループと(株)スポーツドライビングジャパンのコラボによって行われたカーフェスでは、座学と実践で安全運転と交通マナーを楽しく学びつつ、ダイワグループのスタッフが自社取り扱いブランドの魅力を知り、スタッフ同士が横のつながりを持つことも目的としました。

 

 ダイワグループの代表取締役社長 高野光司氏は朝いちの挨拶で「こういったインナーイベントを実施するのは今回が初めて。アフターマーケット部門を含めてブランドが9つあるので、各ブランドの垣根を越え、お互いにコミュニケーションをとって情報をシェアしてください。各々のスタッフがプロドライバーであるという自覚を持ち、安全運転とかテクニックとかを改めて意識してほしいです。時間は取り戻せないので、きょう一日、有意義に過ごしてください」と話してくれました。

 

 ドライバーズ・ミーティング後に行われたレクチャーでは、太田哲也校長からレーシングドライバーによる安全運転講義があり、「皆さんには理論派を目指してほしい。運転の操作は穏やかに始まって、途中でスピードを上げ、また穏やかに終わるのが理想で、加速度の時間変化率をグラフにするとキレイなベルシェイプ(釣鐘型)になるのがお手本だといえます。サーキットでも一般道でもステアリングの切り始めを早くして、じわっとロールするきっかけを作り、スムーズにコーナリングするのがベスト。それが同乗者にも優しい運転となる」といったことが伝えられました。

 

 それに続いて行われた嶋田智之氏によるレクチャーでは、BMW、MINI、マセラティ、アルファロメオ、アバルト、ジープ、ホンダといった各ブランドの魅力が語られました。

 

 座学と共に試乗もメイン・メニューとなりましたが、ダイワグループのスタッフたちは、BMW 330e Mスポーツ/523d/523i/X5 35d、MINI ジョンクーパーワークス クラブマン/クロスオーバー SE、マセラティ・ギブリ/グランツーリスモ、アルファロメオ・ジュリア クアドリフォリオ/ジュリエッタ ヴェローチェ、アバルト・595 コンペティツィオーネ/595、ジープ・ラングラー アンリミテッド サハラ/グランドチェロキー SRT8/ラングラー アンリミテッド スポーツ/レネゲード リミテッド、ホンダ・シビック タイプR/シビック ハッチバック/ステップワゴン ハイブリッド/Nボックス カスタム ターボに乗り、コースインしました。

 カーフェスの総括として、太田校長は「クルマの魅力を実体験して、自分の言葉で魅力を語れるのはいいことです。運転が上手い人は街中をゆっくり走っても分かるので、皆さんにもそれを実践できる方法をレクチャーしました。クルマ関係者として加害者にならないように安全運転を心がけてください」と話しました。

 

 今回も参加者たちは安全運転とドライビング技術の大切さについて身をもって学ぶことができました。