講師コラム(第3回):V&Vメソッドの導入事例(1)

2019.06.21

こんにちは。

V&Vコンサルタント・研修講師をしている吉井です。

V&Vメソッドがどのようなものなのかイメージしていただくため、まずは、実際の導入事例を紹介します。

数年前のことですが、ある士業事務所のお手伝いをすることになりました。士業事務所といえば、一般に数名程度の小さな事務所が多いのですが、そこは全体で60名ほどの大規模事務所です。(以下、A事務所と呼びます。)

士業は、事業に関わる行政手続きの代行等を主業務とします。A事務所は、これに営業部門と書類作成部門の分業体制で対応していました。これは、一般の事業会社が営業部門と製造部門に分かれているのとよく似ています。

また、当時のA事務所は、ちょうど先代から新たな経営者への事業承継の最中にありました。これにより、経営に対する考え方ややり方も大きく変わり、組織内には混乱が生じているようでした。先代時代からの中心社員の数名が、新しい経営者の考え方に馴染めず退職してしまい、営業面や業績面でも少なからず影響が出ていたようです。

V&Vメソッドを導入したのは、ちょうど、そのような時期ですが、次回からは、これにどのようにV&Vメソッドを導入し、これまでにどのような効果が出ているのかを説明したいと思います。