2024「SUBARU V&V安全運転推進研修」第2日目レポート

2024.09.18

先月開催された第1日目は、株式会社スポーツドライビングジャパン(以下、SDJ)の吉田講師のレクチャーと、同じくSDJでスポーツドライビングスクールの校長を務める太田哲也氏による実体験に根ざした講演があり、二人の講義内容からキーワードが抜き出され「Voice課題」として設定し受講者に出題されました。

SDJ講師陣はそのアンサーが記された「Voice課題シート」の中から10点をテンベストとして選出し、それぞれのグループリーダーによる発表を評価。Vision(研修からのインプット)からVoice(気づきの言語化というアウトプット)へと至る道筋を明確に体験した受講者たちですが、再び第3日目用に課題が講師から与えられ、交通安全問題をより深く考察しつつ解決するための理解力が試されます。

1日目の講義に基づいて出題された課題は、太田校長の体験から感じたフィードバックです。「事故の瞬間、黒いマントの男」「意識が戻った」「自分の顔と身体を見た」「全治3年と告知された」「家に帰った」「家の外を見た」「事故のビデオを見た」「悪ガキやおばさんと出会った」「クルマに乗った」「本を書いた」の10題となります。

これらの課題内容は、太田校長が遭った事故の壮絶な体験から抽出され、「事象、太田校長の行動、チャレンジしたことや気づいたこと」「自分だったらどうするか、どう解決するか」「自分にどのように活かすことができるか」という項目が設定されています。

1日目のビデオを交えた講義内容は受講者に大きな衝撃を与えたようです。Voice課題シートには「帰る場所があり、そこに家族がいるという当たり前が当たり前ではないのだということに気づいた。これからも家族を大事にしたい」、あるいは「車は愛犬や愛妻といったように前に愛を付けることのできるもの。私たちの作る車で人を元気付け、勇気付けられ、笑顔を作れるということを忘れない」といったアンサーが見られました。

2日目は午前中で終講しましたが、VVはより深くの理解が求められるようになり、いよいよ中身がぐっと濃くなる第3日目へ向けてグループワークにも熱がこもりました。

(レポート:甲斐貴之)