2025「SUBARU V&V安全運転推進研修」第4日目レポート
2025.11.27

2025年に開催された「SUBARU V&V 安全運転推進研修」の4日目は、これまで3回にわたり太田校長の講義を受け、受講生の皆さまはグループワーク形式で「安全運転とはなにか? 安全な交通社会を実現するためにはどうすればよいか?」といった課題に対し、グループ毎に議論してきた内容を発表する場になります。
今回の研修に合わせて同時に結成されたグループとはいえ、目的を共有しながら理解を深めてきたことで、4回目となる今回は最終発表に向けて息の合ったチームワークが見られました。
4日目の主な流れとしては、講師を務める株式会社スポーツドライビングジャパン(以下、SDJ)が前回提示した課題(Vision)に対する受講者からのアンサー(Voice)の中から、SDJの太田哲也校長が選出したテンベストの発表から始まりました。続いて、SDJより研修を総括した最後の課題が提示され、受講生は制限時間内にグループで話し合いレポートを作成し、その内容を壇上で発表するという流れで進みました。

最初に実施されたテンベストの中からいくつかを抜粋すると、「キーワード:緊急回避に必要な『⼈間の情報処理メカニズム』とは」という課題に対し、講義を踏まえて自ら考察した内容として、
「・運転とは『認知→判断→動作』の繰り返しである。そして緊急回避時には判断の前に⾃⾝の記憶を呼び起こして回避⽅法を⾒つける動きが⼊る。プロは動作の前に来る認知→記憶→判断のところで正確かつ迅速な判断ができる。決して動作が早い=回避可能ではない」
との反応や、
「緊急回避は反射神経によって⾏っているのではなく、次に何が起こるかを予測して動いている。緊急回避ができないのは仕⽅がないという考え⽅は誤りであり、レーサーでなくとも緊急回避は可能である」
といった意見があり、講義内容を自身の行動にどう活かすかをしっかりと考えた様子が感じられました。
また、「『うまい運転』とは」というキーワードに対しては、
「同乗者を酔わせない運転がうまい運転である。直線ではロールが完全⼀定、同乗者がロールを感じない。カーブにおいては穏やかにロールが始まり、穏やかに収束していく。ブレーキはカックンブレーキをしない、この3つがうまい運転の極意である。これを意識すると顕在意識で⾛り、漫然運転をしないことにつながる」
という反応がありました。
さらに「⼈間⼒と安全運転の関係性とは」という問いに対しては、
「相⼿や交通社会をリスペクトすることで⽣じる⼼理的余裕は、⾃分の⾏動がどのような結果をもたらすか想像することと周囲に気を配るということに繋がり、結果的に安全意識を⾼め、安全運転となる」
といったアンサーもありました。

4回にわたる「SUBARU V&V 安全運転推進研修」を通じて、受講者の皆さまは具体的な安全運転のための心構えや目的意識をより強め、自らが目指す「事故のない交通社会」へ向けての道筋にも意識が向いたように感じられました。
SUBARUの未来を担う若きエンジニアの皆さまにとって、今回のV&V安全運転推進研修が実りある時間となれば幸いです。
(レポート:甲斐貴之)
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